CKDを悪化させない
ためには?

気がつかないうちに腎臓が弱っている!?CKD(慢性腎臓病)を悪化させるのは食生活や生活習慣の乱れ
CKDは、本人も気が付かないうちに病気が進行してしまい、よほど腎機能が悪化しない限り、自覚症状はあらわれません。
水面下で進むCKDを悪化させないためには、日々の腎臓への負担を減らすのがポイント。食生活の見直しや生活習慣を改善して、腎臓をいたわる生活を心がけましょう。
また、腎機能は加齢と共に衰えていくため、現在CKDのリスクがない人にも充分注意が必要です。
CKDを悪化させないための日常生活のポイント
  • 医師や管理栄養士の指示に従い、塩分・蛋白質・リンなどの食事制限を行う
  • 水分の過剰摂取や極端な制限を避ける
  • 過労を避け十分な睡眠や休養をとる
  • 禁煙および適正な飲酒を心掛ける
  • 血圧については,きちんと処方された薬を飲み、日常生活で血圧を上げないよう注意する。
  • 家庭での血圧測定の習慣化が望ましい。

CKDと生活管理・食事管理

CKD悪化防止のためには、生活習慣と食生活の改善が欠かせません。
禁煙・肥満の是正(BMI25未満)を基盤として、ステージに応じた塩分、蛋白質、カリウム、リンなどの具体的な摂取量を確認するようにしましょう。また、自己で判断するだけでなく、医師や管理栄養士のアドバイスを受けることも重要です。
また、生活習慣に深く関与するメタボリックシンドロームを是正することも重要となります。

メタボリック
シンドロームについて


CKDと生活管理・食事管理
「日本腎臓学会編 CKD診療ガイド2012」より作図

BMIとは
BMI(Body Mass Index)とは、身長からみた体重の割合を表す指数。肥満の判定に使用されており、日本肥満学会では、日本人の標準値を男女ともに22としています。
食塩制限
腎機能が低下すると塩分調節が上手くできなくなり、体の中に塩分が溜まって高血圧やむくみ(浮腫)を招きます。また、高血圧は腎臓への負担を増加させるため、CKDの悪化につながります。食塩の制限は、食塩そのものだけでなく調味料や加工食品などに含まれている分もカウントします。
蛋白質制限
蛋白質制限は、蛋白尿の減少や老廃物の産生を低下させ、腎臓への負荷を軽減する目的で行います。しかし、蛋白質は体に不可欠な栄養素でもあり、効率良く良質な蛋白質を摂る工夫が必要です。
カリウム(K)制限
カリウムはほとんど全ての食品に含まれていますが、特にいも類、果物、野菜、豆類等に多く含まれており、体内において神経伝達や筋肉収縮に関与します。カリウムは主に腎臓から排出されるため、腎機能が低下すると「高カリウム血症」を引き起こします。高カリウム血症は不整脈を起こすなど、心臓に負担がかかるため、その制限は重要です。
リン(P)制限
リンはエネルギーの運搬を行ったり、カルシウムと結合して骨を強くする働きがあります。腎機能が低下している場合、腎臓からの排泄ができなくなり、体内に貯留することで「高リン血症」を引き起こします。高リン血症は骨がもろくなったり、骨ではないところに石灰化を起こすなど、様々な悪影響を及ぼします。リンは特に蛋白質に多く含まれるため、蛋白制限が実施されていればリン摂取量も制限されていることになります。
高リン血症の詳細はこちら





Last Updated:2017/10/24  L.JP.MKT.CN.10.2016.2702